夜の果てへの旅

僕の夜の果てへの旅の記し

インターネットのくだらなさ

僕は今ここに記事を書いている。

そうした身が言うのもなんだが、僕は基本的にインターネットが大嫌いだ。

なぜか?

インターネットは嘘だらけだからだ。

ここで自由に記事を書いているが、僕は人々(僕も含めて)が自由にあれこれ書ける環境をディストピアと呼んでいる。

インターネットをまるで自由なユートピアとして持ち上げる風潮が長く続いているが、実はこの見えないプラットフォームは、僕たちが思っている以上に息のしずらい場所なのではないか?

こないだアメリカのポストモダニズム作家、ジョンアーヴィングのWikipediaのページを見ることがあった。

そこに書かれていた文章をみて僕は固まってしまった。

なんと、モダニズム作家のジェイムズジョイスが、ポストモダニズムの作家として取り上げられていたのだ。

こんな違い、少し文学をかじったことのある人ならすぐに気づく。

しかし未だに、大学生たちはWikipediaに絶大な信頼を寄せて課題レポートを書いている。

僕たちが生きるインターネット空間は、嘘さえ本当になるディストピア、いや、ユートピア空間なのだ。