夜の果てへの旅

僕の夜の果てへの旅の記し

私たちがやりたいこと

やりたいことがない

 

当たり前。水と食料と安全な寝床が確保できる日本で、やりたいことを探すのは実は相当苦労する。最低限生きていくにはバイトでもいいし、田舎なら家賃だってそんなにかからない。しかし、私たちは当たり前のように社会からいつもこう呼びかけられている。「やりたいことをやりなさい」。

 

できることはある

 

やりたいことではなく、できることをやろう。これは裏を返せば、やりたくてもできないことは、無理してやろうとする必要はないということだ。今の日本人には、諦める力が必要だ。一軒家、車、大型テレビ。これらを諦めても、私たちは立派に行きていくことができる。周りを見渡せば、自分にできることならたくさんあるはずだ。

 

実感ではなく直感

 

人のためになる仕事がしたい。それはそれで立派な考え方だ。つまり自分が社会の役に立っている実感が欲しいわけだ。だけど私は別にそれもあまり重要でないように思う。なんとなく「これで人の役に立ってるのかも」というくらいの直感が、人生を本当に楽にする。

 

つまり

 

やりたいことがないことを恥じる必要はない。まずは自分ができることを探して、後から、なんとなく人の役に立っていると言う直感を持てばいい。やりたいことがある、という強い意志を持っている人は実は本当にごく少数で、それに圧迫される必要はない。